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◇◆◇ か

階層別教育
組織の階層に応じて、同一の職位や資格、役割を持つ従業員を全員対象として行うプログラムのことをいう。同一の職位や資格、役割を持つ対象者に必要とされる知識、スキルを習得させることで、役割に応じた働きを醸成することを目的としている。具体的なプログラムとしては、新入社員教育、中堅社員教育、新任管理職教育、管理職教育、上級管理職教育などが階層別教育とされている。
外発的動機付け
外発的動機づけとは義務、賞罰、強制などによってもたらされる動機づけ。外発的動機づけに基づいた行動は何らかの目的を達成するためのものであり、強制された外発的動機づけが最も自発性が低い典型的な外発的動機づけであるので、効果は一時的なものになる可能性が高い。
科学的管理法
経営学者のフレデリック・テイラーによって提唱された、管理方式の一つであり、標準作業量や合理的な順序、条件を設定し、その出来高によって賃金の増減を行うことでコストを最低限に抑えながら、生産性をあげようとする効率化を狙いとする管理手法である。
カッツ・モデル(カッツの理論)
ハーバード大学の教授ロバート・カッツが発表した理論であり、マネージャーに必要とされる能力を3つのスキルに分類したものである。具体的に3つのスキルとは、業務を遂行する上で必要な知識や技術である「テクニカルスキル」、人間関係を管理する「ヒューマンスキル」、事象、状況や問題、課題の本質をとらえる「コンセプチュアルスキル」であり、マネジメントレベルが低いときは「テクニカルスキル」が重要であるが、レベル上がってくるにつれて、「ヒューマンスキル」や「コンセプチュアルスキル」の重要性が増してくることを提唱した。

◇◆◇ き

キャリアアンカー
アメリカの組織心理学者エドガー・シャインによって提唱された概念。自らのキャリアを選択する際に、最も大切にしたい価値観や欲求のことをいう。エドガー・シャインは主なキャリアアンカーを「専門能力」「管理能力」「安定」「創造性」「自律」「奉仕・社会貢献」「純粋な挑戦」「ライフスタイル」の8つに分類した。
キャリア開発
キャリアデベロップメント(CD)ともよばれ、従業員のキャリアプランの実現を目指して行われる長期的かつ、計画的な能力開発をいう。CDP(キャリア・ディベロップメント・プログラム)と呼ばれる施策として実施されるもので、その施策には自己申告制度や社内公募制度、ジョブ・ローテーションなどが含まれる。

◇◆◇ こ

コーチング
クライアントの目標達成の為に必要な知識・スキル・方法を質問により明確にして、それを自発的に備えさせる手法であり、クライアントの目標達成に向けて自発的行動と成長を促す、コミュニケーションスキルをいう。従事する業務・目標達成に必要な知識、やり方、技術を教えるティーチングに対し、コーチングは目標達成に必要な知識・スキル等を質問により、明確にして行動に結びつける。但し、何が必要かを考えるのは自分自身であり、どんな行動をとるか考えるのも自分自身であるという特徴がある。
コア・コンピタンス
コア・コンピタンスとは、「他社が真似のできないもの、自社ならではの価値を提供できる競争上の独自の強み」のことをいい、ゲイリー・ハメルとプラハードが共著で出版した文献の中で登場し、広められた概念である。
コンピテンシー
優れた業績や成果を上げた人に共通する感性、安定的に発揮されている「行動特性」をいう。コンピテンシーは1970年代、米ハーバード大の心理学者マクレランド教授らによって、発見された。彼らは外交官の業績格差の原因を調査し、高い業績を上げる人たちには、共通の行動特性があることを発見した。